わたしは、気がつくと悪い方向のことばかりを考えている、
そんなところがあります。
どういうことかというと、
いま我が家のすぐ後ろに防火水槽の取り付け工事が行われています。
この工事のために、道路から我が家へ来る道がなくなってしまっているのです。
そのために、車を我が家の庭におくことができないだけでなく、
わたしたちが道路に出るために、道ならぬ道を迂回していかなくては
ならないのです。
そして、車は4,5分ほど離れた海岸の方に
駐車させていただいています。
これが思いのほか不便なのです。
この間の日曜に、妻の幼友達が嫁いでいる水沢に行くために
車のタイヤを冬用に交換したのです。
このとき、いつもなら庭で交換作業をするのですが、
今回は、海岸までタイヤを運ばなくてはなりませんでした。
タイヤが重いので、1本づつ道ならぬ道を4回も往復しながら
運んだのです。
タイヤの交換作業が終わると、今度は夏用のタイヤを1本づつ
我が家まで運んだのです。
時には、大きな荷物を車まで運ばなくてはならないこともあります。
また、風を伴った雨が降れば、
車に行くまでにすっかり濡れてしまうのです。
そういう不便を、いま強いられているのです。
この防火水槽は、わたしの家を含めた11世帯のためのものです。
そして、この工事で不便を強いられているのは、
我が家だけなのです。
他の家では、なんら不便をすることがありません。
こういう状況の中で、わたしはついつい思ってしまうのです。
「防火水槽は、我が家のためだけのものではなく、
この地区全体のためのものだ。
なのに、いま我が家が大変な不便を強いられている事に対して、
この地区の人たちは、不便をかけていることへの思いやりの言葉
のひとつもない。」そう思うと、腹立たしくなってくるのです。
こうした思いから、これだけの不便を強いられるのであれば、
何らかの補填をしてもらいたいという思いがわいてくるのです。
工事が始まって2週間、まもなく3週目に入ろうとしています。
気がつくと、そのように苛立っている自分がいるのです。
気がついたときに、これではいけないと思うのです。
このことをプラスに考えることはできないのか。
このことは、わたしに何かを気付かせようとしているのではないか。
と、自分の思いを軌道修正するように、
自分に語りかけるのです。
わたしに何かを気付かせようとしているのではないか。
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